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虫歯の仕組みを知って早期に適切な処置を!~虫歯治療~

自然治癒しない虫歯。歯の痛みは放置しないで

水晶に近い硬さを持つとされる人の歯。咬み合わせる力は、成人男性で最大約70kg、女性で約60kgもあるといわれています。歯にはその力に耐えられる強度があります。そして表面のエナメル質は、体の中でももっとも硬い部分です。しかしこのエナメル質は酸に弱く、歯垢がたまり、その中に潜む虫歯菌が酸をたくさん出すことで、簡単に溶かされてしまいます。これが虫歯の仕組みです。

エナメル質が溶けてしまうと、その下層にある象牙質も溶かされはじめます。象牙質には神経へと通じる無数の小さな穴があいているため、象牙質まで溶けると痛みを感じるようになります。さらに虫歯が進行すると、象牙質の下層の歯髄(いわゆる神経といわれる細い血管やリンパ管などの集合)まで炎症が発生。ズキズキした痛みを感じるようになります。

虫歯がひどくなってしまったら・・・?

ひどい虫歯であっても、歯髄(神経)を抜くと歯の痛みはおさまります。しかし、歯髄には象牙質に栄養や酸素を送る働きがあります。虫歯の進行によって歯髄が死んでしまったり、歯髄を抜く治療を行ったりすることで、歯が本来持つ抵抗力がなくなり、もろく欠けやすい歯になってしまうのです。

健康な歯を維持するためには、早い時期での虫歯の発見・治療が大切です。痛みを感じはじめた頃には、すでに虫歯の進行がかなり進んでいると考えましょう。歯の異変や痛みを感じたら、どんなに些細なことでもお気軽に東村山歯科・矯正歯科へご相談ください。お口の状態をしっかりと確認し、最適な処置を行います。

虫歯の進行段階と治療法

進行段階 症状 治療法
C0
【ごく初期の虫歯】

C0【ごく初期の虫歯】
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。
C1
【エナメル質の虫歯】

C1【エナメル質の虫歯】
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、黒ずんでいる状態。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。 虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。
C2
【象牙質の虫歯】

C2【象牙質の虫歯】
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。 虫歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)で補います。
C3
【歯髄まで達した虫歯】

C3【歯髄まで達した虫歯】
歯髄まで虫歯が進行した状態。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。 歯髄を除去し、歯髄が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。
C4
【歯根まで達した虫歯】

C4【歯根まで達した虫歯】
歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態。神経が死に、痛みはなくなりますが、歯根部に膿がたまると再び痛みが出ます。 多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯やブリッジ、あるいはインプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。

虫歯ではないのに歯がしみる~知覚過敏~

一時的に歯がしみるなら、知覚過敏を疑って

虫歯が慢性的に痛みを感じるのに対して、“一時的に”歯がしみる症状や痛みがあるのが知覚過敏です。冷たいものを飲んだ時、歯に風があたった時に、ズキンとしたりキーンと歯がしみたりする症状があれば、知覚過敏の可能性が高いでしょう。l症状が進むと、温かいものにも歯がしみるようになってきます。

知覚過敏は、歯髄へと通じる無数の小さな穴を持つ象牙質が露出し、刺激を受けることで起こります。エナメル質がもともと薄い歯の根元部分で起こることがほとんどですが、何らかの原因でエナメル質が削られて象牙質が露出することもあります。歯の磨きすぎといったこともひとつの要因です。

その時の体調、だ液中のカルシウム量、歯髄の働きなどによって症状が出たり出なかったりするため見過ごしがちですが、放置していると歯髄炎や歯周病に発展する可能性があります。また、虫歯の可能性もありますので、早めに歯科医院を受診し、正しい診断、適切な治療を行うことが大切です。

知覚過敏の治療法

基本的には、象牙質を覆い外部刺激を遮断する方法が主になってきます。素材となる薬もコーティング材も、日々のブラッシングによってすり減るものですが、その間にだ液中のカルシウムやリンが歯の表面の再石灰化(エナメル質の補修)をうまく促せば、症状はなくなります。以下では当院で行っている知覚過敏の治療法をご紹介します。

薬の塗布

象牙質の露出を薬によって覆い、外部からの刺激を遮断します。使用する薬の代表的なものが「フッ素化合物が配合された薬」です。ただし、数回塗布しなければ効果が得られないこともあり、その場合は、コーティング材を使用することもあります。

コーティング

薬ではなく、レジン(歯科用プラスチック)や歯科用セメントなどを使用して、物理的に象牙質をカバーします。コーティング材は日頃のブラッシングですり減っていきますので、数ヶ月ほどで効果がなくなることもあり、継続して処置する必要があります。

レーザー治療

レーザーを照射することで、象牙質に加わる刺激が歯髄に伝わらないようにする治療法です。歯がしみる症状を軽減、もしくは完全になくすことが期待できます。比較的初期の知覚過敏に効果的とされています。

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